お酒をやめると意志が強くなりすぎるという話
禁酒をしてから飲み会に行く機会がめっきり減りました。飲み会に行かないメリットはこれまでもいろいろと書いてきました。それでも少しは飲み会に行く機会があるのですが、これも昔は仕事のうちと思って参加してました。でも、昔はお酒が大好きだったので、いやいやでもなく、それなりに楽しんでいたような気がします。
でも、お酒をやめた私は、昔のように、なんとなく飲み会に行く、ということがなくなりました。そして、行く価値のある飲み会なのか、どうかを冷静に見極められるようになりました。考えてみると当たり前で、お金と時間を相当使う飲み会に漫然と参加する理由なんてないような気がします。
お酒をやめると本当に意志が強くなります。だって、あんなに好きだったお酒を自分の意志でやめれたんですから、当たり前といえばそれまで。でも、この意志が強くなったおかげで、人の目を気にしないで生きていこうという前向きな気持になれます。自分だけ、コーラを頼んでもあり、家庭の事情といって飲み会を断るのもあり。
今まで、どうしてこんな当たり前のことに気が付かなかったんだとうと、きっと気づくはずです、お酒をやめれば。
飲み会をシラフで参加していると、みんなのお酒の飲み方に目が行きます。気になっているのが、明らかにお酒が弱い人が、少なからず(2−3割?)いるという事実です。彼らはきっと、お酒がそんなに好きではないが、なんとなく飲んでしまっている人たちだと思います。
このことに気づいてから、私は、こっちの世界に引き寄せようと思うようになりました。そんかお酒が弱いのになんとなく飲んでいる人たちです。いっしょに、炭酸水を飲みましょう。その方が、酒呑みたちとはっきり線引できるし、いろいろ便利ですよ、飲めない人と認定されるのは。
これからも、よく観察して、この2−3割の人達を洗脳していきたいと思います。
ミニマリストはお酒をやめよう!シンプルライフはお酒をやめてから語ろう
お酒をやめると生活がシンプルになります。
飲み会絡みの面倒が減る。
お酒による健康被害を気にしなくて良い。
生活ひく酒で、生活からノイズが減り、感覚も研ぎ澄まされます。ものを減らして幸せを追求するミニマリストなら、きっとこの効用を理解してくれるはず。
もと酒飲みの私がはっきり言えることは、飲み会っていろいろと生活に「負のノイズ」を生み出すということです。
飲み会のセッテイング。
参加者への気配り。
自分を含めたみんなのお酒のペースの調整。
そんなの簡単だし、自然にできるよって人は、ぜひ一回はお酒をやめて、冷静に「あんなに参加してたけど、あの飲み会ってなんだったんだ?」って疑問に思うはずです(特にミニマリストのような感覚の鋭い人は)。
飲み会での盛り上がりや酔っ払う高揚感など、もと飲ん兵衛の私からすれば、一時的な狂乱を楽しんでいただけだったと言い切れます。別に、そんな過去を後悔していませんが(なぜなら遅かれながら、30代で気づけたので)、お酒と良い距離が取れていれば、もっと違った(良い)人生があったという自覚はあります。飲み会に使っていた時間で、ビジネスをしても良かったですし、もっと勉強をしても良かったと思います。
なので、自分よりも未来のある子供や若者には、酒飲みの大人と真逆のことを説いています。
つまり、「お酒なんか飲んでないで、身になることをしなさい」と。
そうしないと、酒飲みオヤジたちの思う壺です。酒飲みオヤジたちの企みとは、みんなを酒づけにして、勉強や仕事をさせない代わりに、自分たちの都合のいいルールや世界を維持しようとすることです。
私も含めて若い人(40代以下)は、酒の席で大人たち(50代以上)のありがたいお話を聞いたり、人脈づくりに勤しむ代わりに、もっとクリエーティブなことに時間を使って欲しいと思います。
だって、これからの時代、日本で最も不足する人材は、介護職ではなく、クリエーティブ職でしょうから。
(いまだに)習慣的にお酒を飲む人って、どれぐらいいるの?
最近、お酒を飲まない人が増えているというよく聞きますが、実際のところどうなのかと思って調べてみました。国税庁の「酒レポート」なるもので、酒税にまつわる話や日本人の酒の消費量、酒飲みの習慣についてのデータがまとまっています。
飲酒習慣がある人の割合に関するデータでは、男性が大体35〜50%であるのに対し、女性は10%前後と大きく下回っています。また、男性の飲酒習慣のある人の割合のピークが50代で、なんと約50%もあるのです。二人に一人はお酒のみなんですが、これって実感よりも少ないと感じませんか。なんかおじさまがたってもっとお酒が好きな人だらけの印象だったので。
このデータから言える一つの仮説は、習慣的にはお酒は飲まないけど、飲み会に出たらお酒を飲む人が結構いるってこと。もちろん、もとからお酒が飲めない人は、5%程度いるらしいが、飲めるけどそんなに進んで飲まない層がかなりの割合でいるということです。
ではなぜ、習慣的に飲まない人が結構いるにもかかわらず、お酒文化が根強く残っているのか。すごくざっくりいうと、男性ではお酒が好きな人が半分で、そうでもない人が半分っ。でも、そうでもない人も、なんとなく飲み会の雰囲気が好きって人もいるかもしれない(あと、たまに飲む酒が好きって人も)。
でも、残り(2,3割)はお酒も好きではないし、飲み会も好きではない層。マイノリティというには多すぎる気がしますが、少数派の意見は尊重されないのが日本社会なので、未だに飲み会のような文化が残っているのだと思います。
あと、注目すべきは、女性の飲酒習慣の少なさです。この中には相当数、お酒は好きじゃないし、飲み会も好きではない層がいるような気がします。男性と女性を足し合わせれば、ひょっとしたらお酒好きよりも人数的には超えてしまうかもしれません。今こそ、この層は一致団結して、悪しきお酒文化をなくしていきましょう。
念のためにいうと、お酒を飲みたい人が飲むのは、自由だというのが私の意見です。純粋に飲みたい人だけが飲む飲み会は大いにやってもらえばいいと思います。でも、全員参加とか、上司がお酒を好きでない部下を誘うとかはもういい加減やめましょう。お金と時間と精神力の無駄ですから。
お酒を飲まない理由を人に説明するのが面倒いので、てきとうな理由を考えてみた
お酒を卒業してから、早一年二月がすぎました。
お酒を飲まないことが普通になると、お酒を飲んでいる人から「なんでお酒やめてんですか。すごいですね〜」とリアクションされることが面倒に感じる時もあります(もちろん、まんざらでない時もあります)。そんな時、「お酒でちょっと体調をくずしちゃって」とか、適当に濁してもいいのですが、それだとあまりにもつまらないですし、さり気なく(?)、私は人とは違うんだ、ということをアピールしたい気持ちもあります。
そんな時に使えそうな切れ味のある適当な理由をあげてみたいと思います。中にはくだらないものもありますが、ご笑読ください。
1.お酒はガンの原因になるから
この一言で飲酒常習者を氷付けせてあげましょう。普通に引く人も多いと思います(ほんと、笑えないですね)。
詳しいエビデンスはNIHアメリカ国立衛生研究所のサイトなどを参照。
Alcohol and Cancer Risk Fact Sheet - National Cancer Institute
一日一杯程度の飲酒は、むしろ健康に良いなどということを未だに信じている人はいないですよね。昭和の発想は潔く捨てて、新しい時代を生きましょうよ。正直、ガンの原因だけでなく、いわゆる様々な体調不良を引き起こすお酒は「毒」ですよね。お酒をやめればどれだけ、国の医療費が削減できるか。。。いつか、試算してみたい。
2.お酒を飲まないヒップなスタイルが、ブルックリン、ポートランドで流行中と嘘をつく
サードウェーブ系男子、お茶男子、マイボトル男子。とにかく時代は「脱お酒」です。新橋に夜な夜な集結する、油まみれのリーマンになりたいですか。それよりも、健康に気をつけつつ、質のいいコーヒー豆を楽しむノンアル男子になりたいですか。
ちなみに、ブルックリンなどで「脱アルコール」が流行という話はまったく聞いたことがありません。しかーし!、ブルックリン、ポートランドが何故か大好きな、意識の高い男子にこそ、「脱アルコールライフ」はピッタリくるではありませんか。しゃれたバーで集うのは、バブル世代のちょいワルおやじも、こぞって脱アルコールしていきましょう。
でも、ビール会社から広告をもらっている限り、雑誌やテレビではあんまり、押せないですよね、「脱アルコール」。ですが、時代はひたひたと迫っているような気がします。そう、「お酒っていらなくない」って、気づいてしまった人たちが増えて来てるんだと思います。
3.お酒よりもサッカーの方がストレス発散になるから
これは、お酒がなくなるとやることがないという方向けのカウンターパンチですね。ようはお酒を飲むくらいなら、サッカーを垂れ流すように見ていたほうがましだということです(私がそうです)。サッカーを見るのは全く生産的ではない点で飲酒に似ていますが(いや、似てないか)、何よりもサッカーを見ても健康を害することはありませんから。
4.お酒の代わりに、エレクトロ系の音楽で酔えることが判明したから
お酒でよっている感覚が気持ちいいという人もいるかもしれませんが、毒を飲んでまで気持ちよくなりたいですか?それぐらいならいい音楽に身を任せてゆったりと揺れるほうが、よっぽど気持ちいいです。
5.お酒はアルコール社会の洗脳と気づいたから
「お酒を飲めないなんて、社会人じゃない。」「酒は人間関係を円滑にするから絶対必要だ。」などなど巷にはアルコールを肯定する言説が多く存在します。しかし、それってお酒なしでも代替できるでしょ、と思うのです。飲み会の代わりにお茶会、ワインの代わりにコーヒー、紅茶。交流会では炭酸水片手に交流。少しの工夫と勇気があれば、お酒なんていらないですよね。
6.臭くなるから
飲みすぎると臭くなる。これ、みなさんも経験済みかと。
7.肌に悪いから
若く見られたいなら、今すぐやめなさい。
8.宗教上の理由
ここまでいくと誰も言い返せない。タブーに触れそうで、話題も膨らまいないでしょう。
こうやって考えてみると、お酒を飲まない方が当たり前のように感じてくるから不思議です。なんでお金を払ってわざわざ「毒」を飲まなきゃいけないんでしょうか。そういう私も、さんざん飲んできた歴史があるので、その当時の自分は視野が狭かったなあと思います。みなさんもいい加減、目を覚ましましょう。お酒は毒だと。
「お酒をやめて良かった!」と自信を持って断言できる一つの理由とは
お酒をやめて良かったと自身を持って断言できるたったひとつのこと。それは、風邪をひきにくくなることです。
これは私の経験からはっきりと言える、お酒をやめる健康面でのメリットです(お酒をやめるメリットは数多くあるので、あくまでもその一つにすぎません)。
お酒を飲んでいたときは、自分は気管が弱いからしょっちゅう風邪をひくものだと諦めていました。
それがお酒をやめてからというもの半年に一度程度ぐらいにしか風邪を引かなくなりました。本当にびっくりですよね。
風邪を引いたとしても長引かないのですぐに本調子にもどれます。これは、アルコールが喉にいかにストレスをかけていたのか、ということを示しているのだと、私の実感からいえます。
正直、これぐらいのメリットでお酒をやめないよ、という人がほとんどだと思います。でも、風邪をひきにくくなってすごくないですか?こんなに健康体なのは、子供の時依頼です(でも学校は、風邪菌がうようよしているので、風邪を引きやすいのですが)。
お酒と風邪のひきやすさに関係があるか疑問に思っていたら、こんな研究がありました。
お酒を飲みすぎると免疫力が落ちてしまうのは、やはり風邪を引きやすくする要因なのだと思います。
やっぱり、お酒をやめて本当によかったなぁと、しみじみ思いますね。メリット多すぎでしょ。
お酒をやめて、空いた時間にすること4つのこと|お酒飲むより10倍満足度の高いライフスタイルを
お酒をやめて、膨大な時間を手に入れたあなた。その空いた時間で何をするか?それこそがあなたのこれからの人生を大きく左右するのです。だって、毎日、2時間ぐらい浮きますよ、飲みにいかないと。その時間はすべてあなたのものです。同僚のものでも上司のものでもありません。
でも、せっかくお酒をやめてもすることがないよー、という困ったあなたに私がおすすめする時間の埋め方をお教えします。
1.家族との団欒の時間
ぶっちゃけ、これまでの日本の男性は、家族と過ごす時間が少なすぎたと思うのです。働くすぎ、飲み過ぎ、遊びすぎでうちに帰るのがおそいのです。でも、小さい子供がいる家庭なら、家に帰らない理由はありませんよ。小さな子どもの器を大きくできるのは、お父さんの役割です(もちろん、お母さんも)。早く帰って、自分がこれまでしてきたことや、会社でしていること、そして、社会のことを子供と話しましょう。大人の言葉で十分だと思います。子供はどんどん文脈から自分なりに解釈するでしょうから。言語と一緒です。ここで話すときのポイントはできるだけ前向きに、できるだけオープンにすることです。社会の厳しさを教えるとともに、子供の可能性を広げるような会話の持っていき方が大事です。私は、親のビジョン次第で、子供の将来性を高めてあげることは可能だと信じているので、いつも子供に、なんでもチャレンジすることの大事さを話しています。
2.スポーツ
これは説明の必要もありません。お酒をやめてスポーツにはしる。これほど健康にいいことはありませんよね。私も、最近、夕食後に30分だけ走るようにしました。晩酌していたころには考えられません。こんなにQOL(クオリティオブライフ)が上がるなんてしりませんでした!適度に体を動かして、心身ともに健康でいるか。お酒を飲みすぎて、スポーツどころか体を動かすのもしんどいような不健康でいるか。問われているのはあなたの意志だけです!
3.クリエーティブな趣味
写真、音楽、映像、ダンス。いわゆるクリエーティブな趣味は、テクノロジーの発展による個人でも比較的本格的に楽しめる時代がやってきました。こういう趣味はどうしても時間がかかりがちです。でも、お酒をやめたあなたは、莫大な時間を手にしたはず。クリエーティブな趣味は、没頭効果もあり、酔っ払っているのとは全く違う意味で気持ちよくなれます。いい写真が取れた、いい音楽が作れた、ダンスのステップを覚えた。こういう瞬間に脳内物質がブハッとでます。ぜひ、お酒に頼らない気持ちよくなる方法を見つけてください。
4.サッカーを見る
サッカーは世界でもっとも愛されるスポーツです。私は、お酒をやめてからサッカーを見る時間が増えました。酒を飲みながらスポーツ観戦するのは、はっきり言って悪い習慣です。冴えた頭で、冴えた感覚で、スポーツ観戦すると、何倍も楽しいですよ。特に、サッカーは全体を見るスポーツなので、酔っ払っていたら、ボランチの位置取りにうっとりしたり、フォワードの走り込みを観察して楽しんだりすることはできないですよね。やっぱりシラフじゃないと。
その他にもゲームや漫画を楽しむのも、おおいにありだと思うのです。そうです、別に必ずしも勉強したり、自己研鑽する必要なんてないんです。とにかく、人生を楽しむ方法は、お酒以外にもまだまだある、ということを今、お酒を飲んでいる人に伝えていきたいですね。うざがられるんですけど、早くこっちの世界においでよと。
焼酎、ウイスキーブームの次は、「脱お酒」!?
ビールにワイン、焼酎に日本酒、そしてウイスキー。お酒の流行はこれまでもいろいろな種類のものがありましたが、次の流行は、ズバリ脱お酒です。これだけ健康や美容を気にする人が増える中、いよいよ「脱お酒」が主役に踊りでる時がやってきそうです。
脱お酒が主役になるとどうなるか。
まずは、飲み会に変わり、お茶会やランチが交流の場になります。ここでは、酔っぱらいの説教もなければ、つまらない自慢話もありません。あるのは、良質のコーヒーとお茶、美味しいスイーツ、シラフな状態でのまっとうな会話だけです。
次に、飲み会でのソフトドリンク率があがります。大体50%ぐらいがお酒を飲まないぐらいの比率で。お店のソフトドリンクの種類も充実してきます。私は、糖質が多すぎないソフトドリンク、例えば、炭酸水にフルーツフレーバーを混ぜたソフトドリンクが、ビールに置き換わる役割をしてくれると信じております。
そんなの飲み会じゃないと、主張する御仁もおられるでしょう。そう、脱お酒後の社会において、飲み会はオワコンなのです。こっそり、ひっそりとお酒をお飲みになるのがよろしいでしょう。喫煙ブースに追いやられた、喫煙者のように。